文芸春秋『ふたりの薄毛物語』春原弥生

ふたりの薄毛物語

春原弥生(すのはら やよい)さんは1980年生れの今年31歳。
イラストレーターであり、漫画家でもあります。

春原さんには7歳年上のダンナ様、「タカ氏」がいます。
そして、タカ氏は20歳のとき、自分の薄毛を自覚します。

男性型脱毛症が進行していく恐怖、絶望感との戦いを笑えるコミックとして描いています。
そう、この漫画はエッセイ的な要素がいっぱい詰まったエッセイ漫画なのです。

春原さんのダンナ様への愛情がとても微笑ましく、また笑えてしまいます。

内容はけっこうシビアな深刻さを持っているのですが、漫画のタッチがほんわかムード
いっぱいなので、ついつい読む方もほんわかしてしまい、シビアな状況を忘れてしまいます。

若くして男性型脱毛症になってしまい、何とかそれを隠そうとして悪戦苦闘するタカ氏。
何とか自分のハゲをごまかそうとして疲れ果てる日々を送るタカ氏。

そんなタカ氏にある日転機が訪れます。

タカ氏のお兄さんはハゲてもいないのに、丸坊主にしたのです。
それを見たタカ氏は意を決して自分も髪を坊主みたいに短くします。

すると、あんなに悩んでいたハゲがどこへやら。スッキリした頭を見て、タカ氏は自信を
取り戻すのです。

ハゲはハゲなのですが、それをごまかしたり、隠したりする日々と終わりを告げます。
その日からタカ氏の人生は劇的に変わります。

そんなタカ氏に惚れちゃった春原さん。

お二人の薄毛、ハゲに対する想いがとってもコミカルに描かれて面白いです。

もしも私がもっとハゲていたら、どうしていたかな。
この本を読んで思わずそう考えてしまいました。

私も若い時から薄毛でしたが、幸いなことにハゲまでは至りませんでした。
でも、紙一重みたいなもんです。

自分がタカ氏みたいに20歳からハゲだしたら・・・・

タカ氏みたいに髪を短くして、自分のハゲと真正面から向き合い、自信を取り戻すことが
出来るだろうか?

うーん、何とも分かりません。

このエッセイ漫画は、男性型脱毛症のあなた、あるいは男性型脱毛症の彼のいるあなたに
読んで欲しい漫画です。

たかが漫画の1冊読んだくらいで髪が薄い悩みがどうにかなるもんでもない、それは
重々承知しています。

それでもぜひ、読んで欲しい1冊です。

もしかしたら、ほんの少しかも分かりませんが、あなたの心が軽くなるかも。

そう願っています。

 

参考

春原さんの公式サイトはこちら⇒『プラチナ・マリー』

薄毛でお悩みの方は植毛アスク井上クリニック